歌え中国革命歌

唱口常開!

2015年11月

拉骆驼 | ラクダを引いて

拉骆驼

作詞 - 作曲 曾寻

ラクダを引いて

作詞 - 作曲 曾尋

概要

革命歌ではないし、革命曲というか、むしろと民族の曲である。モンゴルの遠い空と草原を眺めつつラクダと歩いて行く、そんな様子が目に浮かぶ。

1956年に作られた曲である。旋律は広々として美しく、また覚えやすい。音楽としてはかつてあったものだが、演奏技法に新しいものを取り入れている。優秀な二胡の作品として名高い。この曲は発表されると瞬く間に全国に広まった。モンゴル族の民謡と民間の音楽をもとに、広くて美しい草原の景色を描いた曲だ。全部で4つの部分からなっている。第一段は牧人が静かな草原の上を楽しげに歌いながら行く様子を描いている。第二段は遅いリズムで広く、絵のように美しい草原の景色を描く。第三段はリズミカルな早い演奏で民謡の「モンゴル調」の奏で方をして、人々が手足を使って踊り楽しい気持ちを表現し、最後にクライマックスへと駆け上がる。第四段は第一段の再現で、ラクダを引いたキャラバンが遠くに行く様子を描く。

動画はおそらくテレビ番組から。二胡にこんな奥行きのある音が出せるのか、と驚く。弾いている宋飛は国家一級演員で天津の人。モンゴルとは関係なさそうである。

志在宝岛创新业 | 宝島で新たな事業を志す

志在宝岛创新业

作詞 张荣仁 作曲 张雄海

南渡江,水流长。海南一派好风光。
红旗漫山献宝岛,喜看荒山变粮仓。
稻海翻金浪,胶林遍山岗。
勘探队员意志坚,红心永向共产党。
飞镰喜收大寨粮,欢腾景象满山乡。
五指山,闪金光。
志为宝岛换新装,豪情满怀献宝岛,喜听颂歌满山岗。
文化大革命,战歌传四方。
勘探队员意志坚,红心永向共产党。
生根开花结硕果,迎来日出指方向。
海阔天高任飞翔,征途万里不迷航。
毛泽东思想光芒万丈,革命前程灿烂辉煌。
宝岛创新业,山河披新装。
勘探队员意志坚,红心永向共产党。
革命路上不停步,永远胜利向前方。

宝島で新たな事業を志す

作詞 張栄仁 作曲 張雄海

南渡江の流れは長く。海南の一派よい景色。
紅旗山に広がり宝島にささげる、喜んで見る痩せた山の穀倉地になるを。
稲の海は翻って金の波、ニカワの林は丘に広がる。
探索隊員の意思は堅く、赤心は永遠に共産党に向く。
鎌は舞い喜んで収穫する大寨の穀物、喜びに沸く様子は山村を満たす。
五指山、金にきらめく。
宝島の新たな装いのため志す、豪気は満ちて宝島にささげる、喜んで聴く讃歌が丘に満ちるを。
文化大革命、戦の歌は四方に伝わる。
探索隊員の意思は堅く、赤心は永遠に共産党に向く。
根を下ろし花が咲き果実が実り、日が出て指す方向を迎える。
空と海は果てしなく飛ぶに任せ、万里の征途を見失わず。
毛沢東思想の光は果てしなく、革命の前途は燦爛と明るい。
宝島の新たな事業、山河は新たな装い。
探索隊員の意思は堅く、赤心は永遠に共産党に向く。
革命の道では歩みを止めず、勝利は永遠に前を向く。

概要

のどかな感じすらする歌である。なのに歌っているのは革命のこと。歌っているのは革命の辛い事業のこと。辛い肉体労働の中でものどかな歌を歌えば、周りの素晴らしい景色を愛でる心の余裕も芽生えるというものだ。といった考えからかもしれない。実態はとても辛いものだと思うのだけど。

広東省潮汕地区は上部機関からの指示により、青年知識人を海南島現地住民の開墾耕作に向かわせた。彼らの事業はとてもつらいものであったが、また、とても光栄なものでもあった。珠江映画製作所は1972年にこの事業の記録映画「志在宝岛创新业」(宝島で新たな事業を志す)を制作し、同じ名前の曲が誕生した。歌は広東省歌舞団の邝英(鄺英)が歌った。南国の雰囲気と優美な旋律が好評を博し、発表後20~30年経っても様々な歌手によって歌い継がれている。

動画はおそらくCDから。映像にあがっているのは発売当時のレコードのジャケット写真だろう。時代を感じる。レコードで聞いたら、また違った印象を受けたに違いない。もっと朴訥とした感じに響いたかもしれない。

金达莱,英雄花 | ツツジ、英雄の花

金达莱,英雄花

作詞 陈立德 作曲 林雪松、曹淑庄

金达莱啊,金达莱
迎风斗雪放光彩
英雄鲜血洒花上
朵朵花儿开不败
啊,--
英雄鲜血洒花上
朵朵花儿开不败

ツツジ、英雄の花

作詞 陳立徳 作曲 林雪松、曹淑庄

ツツジよ、ツツジ
風を受け雪を集めて光を放つ
英雄の鮮血が花の上にかかる
花は咲いて負けず
ああ
英雄の鮮血が花の上にかかる
花は咲いて負けず

概要

のどかな曲調の歌である。なのに歌詞には鮮血という生々しい単語が出てきてはっとする。このギャップが革命歌の醍醐味である。ツツジや風といった花鳥風月の世界観が展開するかと思いきや、その花の上に鮮血がかかる。革命の激しさを物語る歌詞である。

映画「长空雄鹰」(育つ雄鷹)の挿入曲である。この映画は抗美援朝戦争(朝鮮戦争)のさなか、人民解放軍の空軍の隊員が飛行中に敵の謀略を阻止した様子を描いた革命的な内容になっている。その挿入歌である。それ以外の情報は無い。

動画はおそらく映画「长空雄鹰」(育つ雄鷹)から。1976年公開の映画なのに白黒だし、本歌は調べた時点で公開から1年半以上たっているのに再生回数は125回である。いくら中国からの接続が制限されているからとはいえ、少ない。金达莱(ツツジ)という単語が出てくる歌は他にも多いからかもしれない。重機を使わず、みんなで雪かきをしているのが、古い中国らしいなあと思える映像である。

山丹丹开花红艳艳 | 山赤々と咲いた花は赤く鮮やか

山丹丹开花红艳艳

作詞 洪源、刘薇石 作曲 堂诃生

一道道的那个山来哟一道道水
咱们中央红军到陕北
一杆杆的那个红旗哟一杆杆枪
咱们的队伍势力壮
千家万户哎咳哎咳哟把门开哎咳哎咳哟
快把咱亲人迎进来咿儿呀儿咳哟
热腾腾油糕哎咳哎咳哟摆上桌哎咳哎咳哟
滚滚的米酒捧给亲人喝咿儿呀儿咳哟
围定亲人哎咳哎咳哟热炕上坐哎咳哎咳哟
知心的话儿飞出心窝窝咿儿呀儿咳哟
满天的乌云哎咳哎咳哟风吹散咳哎咳哟
毛主席来了晴了天晴呀晴了天
毛主席来了晴了天晴呀晴了晴呀天
千里的那个雷声哟万里的闪
咱们革命的力量大发展
咱们革命的力量大发展
山丹丹的那个开花哟红艳艳
毛主席领导咱打江山
毛主席领导咱打江山

山赤々と咲いた花は赤く鮮やか

作詞 洪源、劉薇石 作曲 堂訶生

一筋のあの山から一本の水が来る
私達中央紅軍は陝北に至る
一本のあの紅旗よ一本の槍
私達の隊伍は力強く
多くの家々はアイハイアイハイヨ門を開くアイハイアイハイヨ
素早く私達を迎え入れるイアルヤアルハイヨ
熱くたぎった揚げパンアイハイアイハイヨ机の上に並べるアイハイアイハイヨ
親しい人に酒をとくとくと注ぎ飲ませイアルヤアルハイヨ
親しい人を囲ってアイハイアイハイヨ熱いオンドルの上に座るアイハイアイハイヨ
腹の底から気心のしれた話が出てくるイアルヤアルハイヨ
空一面の暗雲アイハイアイハイヨ風が吹き飛ばすハイアイハイアイ
毛主席が来た空が晴れた晴れた空が晴れた
毛主席が来た空が晴れた晴れた空が晴れた
千里のあの雷鳴万里のあの稲妻
私達の革命の力は大いに発展し
私達の革命の力は大いに発展し
山赤々とあの作花よ赤く鮮やか
毛主席は私達が山河を攻めるよう導かれる
毛主席は私達が山河を攻めるよう導かれる

概要

いい歌である。テンポよく進むサビの部分が何度聞いても心地よい。最初のしっとりした部分で情景を浮かべ、そこからテンポアップしていくことで歌の世界に感情移入しやすくなっている。よく出来た歌である。出だしからして高音で始まっており、中国らしい歌である。何度も聴きたい。

音楽家の关鹤岩(関鶴岩)は陜西省北部を制作チームとともに資料収集のため訪問した。当時、延安で仕事をしていた贺义(賀義)、航海、党音などの音楽界の同志は多くの価値のある資料を提供していた。その後、陜西人民テレビが提供した事務室で、制作チームは集めた民謡の曲を一つずつ地道に共同編集し、一字一字推敲作業を行った。集団の知恵を用い、試行錯誤を繰り返して最終的には五首の陝西省甘粛省の根拠地の革命民謡を制作した。その制作の中で、彼らはまず抗日戦争の時期に流行っていた四つの民謡「咱们的领袖毛泽东」、「边区生产歌」、「翻身道情」、「抗日将士出征歌」の歌詞を変えた。最後に陝西省北部の民謡から「咱们的领袖毛泽东」を、甘粛省の民謡から「翻身道情」、陜西省北部の民謡から「工农齐武装」を作った。四つの民謡を選ぶと同時に、关鹤岩(関鶴岩)同志は中央紅軍と毛主席が陜西省北部に到着するこの一大革命時の民謡も制作した。その後、安全作詞、航海編曲の「跟上共产党把革命闹」、甘粛省の民謡「女儿担水」に詞をつけた「永远跟着毛主席」の2曲を素材として、制作チーム共同作詞、刘烽(劉烽)作曲、編曲の本歌が作られた。陝西省と甘粛省の革命民謡だといえる。中央人民テレビ放送の著名な指揮者聂中明(聶中明)は西安でこの作品を練習、指揮した。中央人民放送テレビの録音技師の指導の下、録音が完成した。最後は西安映画製作所が仕上げた。そして毛主席の誕生日前夜である1971年12月25日夜、中央人民テレビ放送から放送された。

動画はテレビ番組から。歌っているのは歌手の王二妮である。途中、テンポアップしていくところから花道を通って真ん中の舞台に行く。その際に「皆さん一緒に歌いましょう」と声をかけている。王二妮のリードで客席のおじさん、おばさんたちも手拍子をしつつ一緒に歌っている。難しい歌だと思うけど、みんな気持ちよさそうに歌っている。心に響くものがある歌であることが、よく分かる。

一道道水来一道道山 | 一本の水は一筋の山からくる

一道道水来一道道山

作詞 于村、海啸 作曲 陈紫、茅沅

一道道水来一道道山
队伍出发要上前线
一心一意去打仗
后方的事情别挂在心间
别挂在心间
放心吧别挂牵
真金不怕火来炼
绳索刀斧摆在面前
也难也难动我的心半点
放心吧别挂牵
句句话儿记在心间
不怕风来不怕浪
不怕不怕难来不避险
埋头一心多工作
争取胜利早实现
风会停云会散
阎匪总会消灭完
等着吧到了胜利的那一天
我们再相见

一本の水は一筋の山からくる

作詞 于村、海嘯 作曲 陳紫、茅沅

一本の水は一筋の山からくる
隊伍は出発して前線に行く
戦うためひたすらに行く
後顧の憂いなく
憂いなく
安心して気にしないで
意志強固だと試練を勝ち抜く
ロープナイフを前に振り
少しも少しも動かない私の心
安心して気にしないで
一つ一つの話を心に刻む
風を恐れず波を恐れず
困難を恐れず危険を避けず
ひたすら専心仕事をこなし
勝利を得るのを素早く実現
風もやみ雲も去り
閻錫山の盗賊全て消え去る
待ってくれ勝利に至るあの日を
我らまた会おう

概要

ゆっくりながらも革命への情熱を感じるいい歌である。必ず勝利がくるという確信をしっかりと説いている本歌にはとても好感が持てる。へんに文学的な技巧を凝らさず、まっすぐに心のうちを述べている。だからこそ響くのだ。閻錫山は山西省にいた軍閥で国民党の一員だった人物のことである。阎匪で彼ら一派を指している。

歌劇「刘胡兰」(劉胡蘭)の劇中歌である。地方に特有の旋律がある歌で、劉胡蘭が部下の兵士たちに表した深い情を歌い上げている。それがひいては劉胡蘭の人民や人民の軍隊に対する愛、偉大なる共産主義事業に貢献する崇高な考え方を伝えるのに成功している。愛情があるからこそ、人々の心に響く歌となっている。とされる。

動画はおそらく歌劇「刘胡兰」(劉胡蘭)から。1950年という新中国成立の翌年に制作されたにも関わらず、映像がよく残っていたものだと感心する。どういうシーンかは分からないが、宴席で大勢が見守る中、一人の女性(おそらくは刘胡兰(劉胡蘭))が歌っている。革命に従事した彼女を知る世代が作った映画だからか、当時の熱気が伝わってくるような一幕である。
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