龙的传人

作詞 侯德健、作曲 侯德健

遥远的东方有一条江
它的名字就叫长江
遥远的东方有一条河
它的名字就叫黄河
虽不曾看见长江美
梦里常神游长江水
虽不曾听过黄河壮
澎湃汹涌在梦里
古老的东方有一条龙
它的名字就叫中国
古老的东方有一群人
他们全都是龙的传人
巨龙脚底下我成长
长成以后是龙的传人
黑眼睛黑头发黄皮肤
永永远远是龙的传人
百年前宁静的一个夜
巨变前夕的深夜里
枪炮声敲碎了宁静夜
四面楚歌是姑息的剑
多少年炮声仍隆隆
多少年又是多少年
巨龙巨龙你擦亮眼
永永远远地擦亮眼

龍の末裔

作詞 侯徳健、作曲 侯徳健

はるかに遠い東に一筋の川あり
その名は長江という
はるかに遠い東に一筋の川あり
その名は黄河という
長江の美しさを見たことがないとはいえ
夢ではいつも長江の水に思いをはせる
黄河の逞しさを聞いたことがないとはいえ
夢で澎湃と湧き上がる
いにしえの東に一筋の龍あり
その名は中国という
いにしえの東に一群の人あり
彼らは皆龍の末裔である
巨大な龍の足下で私は育った
育ってからは龍の末裔
黒い目に黒い髪黄色の肌
ずっとずっとに龍の末裔
百年前のある静かな夜
大事件の前の深夜に
銃声が静かな夜を切り裂いた
四面楚歌はなまくらな剣
幾年も砲声はやはりゴロゴロと
幾年もまた幾年も
巨大な龍よ巨大な龍あなたは目を擦れ
ずっとずっと目を擦れ

概要

ゆっくりした歌い方で繰り返しも多い。何度か頑張れば歌えそうな歌である。二番目からは少しアップテンポになるので、練習にはちょうどよい。歌詞は曲と不釣り合いなほど勇壮だが、気にせず歌おう。つい歌ってしまった歌詞が勇ましかったというのは、往々にしてある革命曲あるあるなのだから。

1978年12月16日に作られた歌。作られた日付まで明らかなのは珍しい。最初、台湾の男性歌手李建复(李建復)が歌い、次に香港の歌手张明敏(張明敏)が歌い、大陸へと広まった。結果、「龍の末裔」は中華民族の代名詞となった。当時、米国が台湾と断交し、中国と国交を結んだ。それを受けて侯徳健が作ったのが本歌だ。中国と台湾という兄弟が外から仲を引き裂かれている。同じ民族なのに。そんな思いを込めた歌らしい。1983年に侯徳健が戒厳令を破って中国に行って以来、台湾では上演が禁止されていたが、1987年に戒厳令が解かれて解禁された。1985年の春节联欢晚会で披露され、広く好評を得た。2000年には台湾の人気歌手、王力宏も歌った。当初「四面楚歌是姑息的剑」(四面楚歌はなまくらな剣)は「四面楚歌是洋人的剑」(四面楚歌は西洋人の剣)とあったが、米国を刺激するため変えさせられた(当時の台湾では検閲があった)。

動画はカラオケ用の映像から。字幕があるしこの歌のスピードも相まって歌いやすい。再生回数が多いのも頷ける。台湾で生まれたために繁体字の歌詞、そして見える映像は(おそらく)大陸の風景。この歌の来歴を表したようなミュージックビデオで、つい何度も見てしまう。