歌え中国革命歌

唱口常開!

張士燮

秋收暴动歌 | 秋収暴動の歌


動画(別ウィンドウで開きます。)

秋收暴动歌

作詞 张士燮 作曲 张士燮

男:东方不亮西方亮,
黑了南方有北方。
中华国土万里长,
干柴烈火遍地藏。
合:工友农友哪哈,
团结一条心耶,
且等那个烈火冲天起
嗨,冲天起耶,
一轮红日出东方。
男女轮唱:
工友农友闹革命,
秋收暴动成了功。
联合起来再向前,
一杆大旗满地红。
合:工友农友哪哈,
团结一条心耶,
且等那个烈火冲天起
嗨,冲天起耶,
一轮红日出东方。
男:跟着领袖毛委员,
走上雄伟的井冈山。
女:革命要有立脚点,
地是根来枪是胆。
合:工友农友哪哈,
团结一条心耶,
且等那个烈火冲天起
嗨,冲天起耶,
一轮红日出东方,
出东方。

秋収暴動の歌

作詞 張士燮 作曲 張士燮

男:東は暗く西は明るく、
南は暗く北もまた。
中華の国土は万里の長さ,
薪の烈火は地を覆い隠す。
合唱:労働者よ農民よ、
心を一つに団結し、
あの烈火が天をつくのをしばらく待とう
ハイ、天をつくのを、
一輪の赤い日が東から昇る。
男女輪唱:
労働者よ農民よ革命をしよう、
秋收暴動は成功した。
団結して前を向こう、
一本の大きな旗が地を赤く満たす。
合唱:労働者よ農民よ、
心を一つに団結し、
あの烈火が天をつくのをしばらく待とう
ハイ、天をつくのを、
一輪の赤い日が東から昇る。
男:領袖毛委員とともに、
勇壮な井岡山を行く。
女:革命には拠点が要る、
地は根であり槍は胆力。
合唱:労働者よ農民よ、
心を一つに団結し、
あの烈火が天をつくのをしばらく待とう
ハイ、天をつくのを、
一輪の赤い日が東から昇る、
東から昇る。

概要

勢いのある歌である。男女のソロと合唱の部分があって、ちゃんと作られているなあと感じる。勢いあるリズムに乗って暴動を起こす。そんな気概まで伝わるような歌である。希望にあふれる歌詞とテンポの早い曲調に圧倒されそうにもなる。

テーマは似ているが秋收起义歌 | 秋収起義の歌とは違う歌である。あまり情報のない歌である。壮大な革命楽曲であると評される本歌は、軍隊の作家であった张士燮(張士燮)によって作られた。

動画はレコードを再生しているだけの映像であるが、この歌が聴けるのは管見ではこれだけである(2015年12月現在)。貴重な映像なのでみんなありがたく繰り返そう。このレコードに1964年録音と書いてあるのをみて、60年代の歌とした。

毛主席来到咱农庄 | 毛主席が我が農場に来られる

毛主席来到咱农庄

作詞 张士燮 作曲 金砂

麦苗青来菜花儿黄,
毛主席来到咱们农庄;
千家万户齐欢笑呀,
好像那春雷响四方。
毛主席来到咱们村,
跟咱们社员来谈心;
一问咱们除四害呀,
又问咱生产大跃进。
毛主席呀关心咱,
又问吃来又问穿;
家里地里全问遍呀
还问咱们夜校办没办。
主席的话儿呀象钟响,
说得咱心里亮堂堂;
主席对咱微微笑呀,
劳动的热情高万丈。
鼓足干劲大跃进哪,
齐心建设咱新农庄。

毛主席が我が農場に来られる

作詞 張士燮 作曲 金砂

麦は青く菜の花は黄色く、
毛主席が我が農場に来られる;
多くの家が皆陽気に笑うよ、
あの春雷が四方に響くように。
毛主席が我が村に来られる、
我ら社員とともに話し合われる;
一方で我らが四害を除いているかと問われ、
また我らの生産の大躍進を問われる。
毛主席よ我らを心にかけられ、
また食べ物を問われまた着物を問われる;
家でも土地でも全て問われるよ
また我らが夜学をしているか問われる。
主席的のお話よ鐘の響きのよう、
我らの心が立派に輝くよう話される;
主席は我らに微笑まれるよ、
労働の熱情は万丈の高さ。
大躍進へ足を鳴らして意気込む、
心を一つに我らの新農場を建設する。

概要

おっとりした曲調が特徴的な歌だけども、歌詞を見ると明らかに革命的である。静かな曲の中にこそたぎる熱情があるのだと感じさせられる曲である。ゆっくりした曲なので誰でも歌えるし、歌詞もまた覚えやすい。歌う側の立場から考えられた歌である。

50年代に発表されて以来、現代まで全国で歌い継がれている歌である。毛主席が四川省郫县红光社を訪問されたことを歌ったものである。清純で素朴な中にも熱意があり、また口語で歌っていることが特徴とされる。領袖と人民の心が通じ合う様子を描き、建国初期の中国の農村の楽しさを表現している。老若男女、軍人まで歌われた本歌は全国第二回文芸界で一等賞を獲得し、全国群衆創作歌曲でも一等賞を獲得した。

動画はおそらくカラオケ用映像から。エコーのかかり具合が独特である。綺麗な景色のスライドの中に毛主席の現地指導の様子が挿入されていてはっとする。歌っている男女の声が、心なしか気持ちよさそうではある。

十送红军 | 十に紅軍を見送る

十送红军

作詞 张士燮、作曲 朱正本

一送(里格)红军,(介支个)下了山,
秋雨(里格)绵绵,(介支个)秋风寒.
树树(里格)梧桐,叶落尽,
愁绪(里格)万千,压在心间,
问一声亲人,红军啊,
几时(里格)人马,(介支个)再回山.
三送(里格)红军,(介支个)到拿山,
山上(里格)包谷,(介支个)金灿灿,
包谷种子(介支个)红军种,
包谷棒棒,咱们穷人搬,
紧紧拉住红军手,红军啊,
洒下的种子,(介支个)红了天.
七送(里格)红军,(介支个)五斗江,
江上(里格)船儿,(介支个)穿梭忙.
千军万马(介支个)江畔站,
四方百姓泪汪汪,恩情似海不能忘,
红军啊,革命成功,(介支个)早归乡.
九送红军,上大道.
锣儿无声鼓不敲,鼓不敲.
双双(里格)拉着长茧的手,
心象(里格)黄莲,脸在笑.
血肉之情怎能忘,红军啊,
盼望(里格)早日,(介支个)传捷报.
十送(里格)红军,(介支个)望月亭,
望月(里格)亭上,(介支个)搭高台.
台高(里格)十丈,白玉柱,
雕龙(里格)画凤,放呀放光彩,
朝也盼来晚也想,红军啊,
这台(里格)名叫(介支个)望红台.

十に紅軍を見送る

作詞 張士燮、作曲 朱正本

一に(この)紅軍を見送り、(あの)山を下り、
秋雨は(こんな)長く続き、(あの)秋風は寒い。
木々(この)アオギリの、葉は皆落ちて、
憂いに満ちること(これ)数多く、胸中を押しつぶし、
親しい人がひとつ問う、紅軍は、と
時期を尋ねる(この)人馬は、(あの)山に戻るのか
三に(この)紅軍を見送り、(あの)拿山に至る。
山の上には(この)トウモロコシ、(あんなに)金色に輝き、
トウモロコシのたねは(あの)紅軍の種、
トウモロコシの軸は、我ら貧者が運ぶ
ひたと紅軍の手を引いて、紅軍や、
こぼれ落ちた種が、(あんなに)空を赤く染める。
七に(この)紅軍を見送る、(あの)五斗江
河の上には(この)船あり、(あんなに)往来が盛ん
千軍万馬(あの)河畔に立ち、
四方の庶民は涙澎湃と、恩情は海に似て忘れえず、
紅軍や、革命は成功させ、(あの)故郷に早く帰れ
九に紅軍を見送る、街道の上。
銅鑼は音なく太鼓は叩かず、太鼓は叩かず、
二つを(こう)引く角ばった手、
心は(この)黄連、顔には笑みが
親密な情は忘れ得ぬ、紅軍や、
待ち望む(この)早日、(あの)勝利の知らせが伝わるを。
十に(この)紅軍を見送る、(あの)望月亭、
(この)望月亭では、(あの)高台を乗せ、
台の高さは(この)十丈、白玉の柱、
龍を彫る(この)画風、美しい輝きを放ち放つ
朝も待ち望み夜も想う、紅軍や、
この台(この)名は(あの)望紅台。

概要

若き日の宋祖英(第9期全国人民代表大会代表)が歌っている。高い声が遠くまで響き渡るような歌い方は中国っぽさを感じさせる。ゆっくりとした歌い方がまた、聴く方の心に響く。歌詞が難しくてすっと入ってこないのが難点ではある。

元々は江西の革命大衆歌として知られている。テレビの連続ドラマ「長征」(大行軍)の挿入歌として作られた。作詞者の朱正本が語るところによれば、1960年の春に江西に赴任した。その際、国共内戦時の当地でのエピソードを聞いた。当時、この地域の村人たちは紅軍が前線に行くたびごとに川や大通りまで歌を歌いながら見送ってくれた。口語的表現や方言が多かったものの、曲調は綺麗で聞く者の印象に残ったとのこと。その半年後、空軍司令官の命令で革命歴史歌曲を創ることになってできたのが本歌である。里格(この)や介支个(あの)は当地の方言である。北京の人にも分からない単語だ。

動画はミュージックビデオから。おそらく連続ドラマの映像だろう。きれいな映像を背景に宋祖英が歌っている。本当は一送红军から十送红军まで、10回の繰り返しがあるのだが、このバージョンの歌詞は半分が割愛されている。

秋收起义歌 | 秋収起義の歌

秋收起义歌

作詞 张士燮 陈杰、作曲 -

拿起武器闹革命,
工友农友真英雄,
秋收起义成了功,
一杆大旗满地红。
工友农友团结一条心哎,
红色政权扎下万年根,
咳!万年根,
咳! 革命永远向前进!
跟着领袖毛委员,
走上雄伟的井冈山,
革命要有立脚点,
地是根来枪是胆。
工友农友团结一条心哎,
红色政权扎下万年根,
咳!万年根,
咳! 革命永远向前进!向前进!

秋収起義の歌

作詞 張士燮 陳傑、作曲 -

武器をとって革命を起こし、
労働者の友、農民の友は真の英雄、
秋収起義は成功し、
ポールの旗は真っ赤に染まる。
労働者の友、農民の友は心を一つに団結し、
共産党の政権は万年の根を下ろし、
ハイ! 根を下ろし、
ハイ! 革命は永遠に前に進む!
領袖の毛委員とともに、
雄大な井岡山に上り、
革命に立脚点が必要で、
労働者の友、農民の友は心を一つに団結し、
地は根を下ろさせ、銃は度胸。
共産党の政権は万年の根を下ろし、
ハイ! 根を下ろし、
ハイ! 革命は永遠に前に進む!

概要

当時の歌にしてはテンポが早い。曲自体は湖南省の民謡で、それに歌詞をつけたもの。
湖南省は毛沢東同志出身の地である。つい手に手をとってみんなで歌いたくなるような
勢いのある歌である。

ただ、それ以上の情報は不明で、近年は歌われていないようだ。とくに問題に
なりそうな歌詞でもないのに歌われてないのはウケが悪いからか。はたまた
武装農民運動である秋収起義を歌ったものなので当局としては控えて欲しいのか。

動画は名作「東方紅」から。これだけの大人数で歌われるとつい見入ってしまう。
一緒に歌えたら、と思った観客も多いはずだ。「一杆大旗满地红」(ポールの旗は真っ赤に染まる)
の箇所で大きな紅旗が振られ、歌詞と映像がシンクロしている。すばらしい。

农友歌 | 農民の友の歌

农友歌

作詞 张士燮、作曲 王嘉祥

领:霹雳一声震哪乾坤哪 女合:(震哪乾坤哪)
打倒土豪和劣绅哪 (打倒土豪和劣绅)
往日穷人矮三寸哪 (往日矮三寸哪)置換
如今是顶天立地的人哪 (如今是顶天立地的人哪)
天下的农友要啊翻身啊 (要啊翻身啊)
自己当家作主人哪 (自己当家作主人)
一切权力归农会啊 (权力归农会啊)
共产党是我们引路的人啊 (共产党是我们引路的人啊)
女合:粗黑的手哇掌啊大印哪 男合:(掌啊大印哪)
共产旗帜照人心哪 (共产旗帜照人心)
鸟铳梭镖握得紧哪 (梭镖握得紧哪)
合:坚决革命向前进哪啊

農民の友の歌

作詞 張士燮、作曲 王嘉祥

リード: 雷鳴一声ゆれるよ乾坤だ (女性合唱: ゆれるよ乾坤だ)
地主と悪徳有力者を倒せ (地主と悪徳有力者を倒せ)
昔は貧者の地位は三寸だった (昔の地位は三寸だった )
天下の農民の友よ、立ち上がらねば (立ち上がらねば)
現在は堂々たる気概を持った人だ (現在は堂々たる気概を持った人だ)
自ら仕切って主人になろう (自ら仕切って主人になろう)
すべての権力は農民協会に属する (権力は農民協会に属する)
共産党は我らを導く人だ (共産党は我らを導く人だ)
女性合唱: 太く黒い手のひらよ大きな印よ (男性合唱: 手のひらよ大きな印よ)
共産党の旗は人の心を照らすよ (共産党の旗は人の心を照らすよ)
長銃と槍を堅く握って (槍を堅く握って)
合唱: 断固として前に向かって革命しよう

概要

勇ましい歌だ。古い歌だけあってこれもまた歌いたくなる名曲だ。
発表された当時から党幹部たちに絶賛されたようで、毛沢東も
「当時の湖南省の女性たちの革命の気魄を上手に表現している」
と評している。

毛沢東が起こした武装運動である秋収起義を歌っている。
秋収起義は主に湖南省や江西省を舞台としていたので、
上記の通り、毛沢東は「湖南省の女性たち」と発言している。

動画はテレビ番組から。ソロパートを4番目に歌っている歌手は张亚飞(張亞飛)。
湖南省長沙市出身というのも起用された理由の一つだろう。日本だと政治性を
前面に出した歌を歌手が歌うのは違和感を覚えるが、ポップシンガーが歌うほど
人口に膾炙しているのが中国の革命歌なのだ。
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