歌え中国革命歌

唱口常開!

2015年01月

我们的田野 | 私達の田野

我们的田野

作詞 管桦、作曲 张文纲

我们的田野,美丽的田野;
碧绿的河水,流过无边的稻田;
无边的稻田,好像起伏的海面。
平静的湖中,开满了荷花;
金色的鲤鱼,长得多么的肥大;
湖边的芦苇中;藏着成群的野鸭。
风吹着森林,雷一样的轰响;
伐木的工人,请出一棵棵大树;
去建造楼房;去建造矿山和工厂。
森林的背后,有浅蓝色的群山;
在那些山里,有野鹿和山羊;
人们在勘测,那里埋藏着多少宝藏。
高高的天空,雄鹰在飞翔;
好像在守卫,辽阔美丽的土地;
一会儿在草原,一会儿又向森林飞去。

私達の田野

作詞 管樺、作曲 張文綱

私達の田野、美しい田野;
青々とした河、広い田に流れ行く;
広い田、まるで波打つ海面のよう。
静かな湖、蓮の花が満開;
金色の錦鯉、大きく肥え太る;
湖岸の葦の中;群れなす鴨を隠す。
森に風が吹き、雷のような轟音;
木を切る杣人よ、どうか大樹を切り出して;
建物を建てに行;鉱山と工場を建てに行く。
森林の背後、青白い山々あり;
あれらの山には、鹿と山羊がいる;
人々は調べる、あそこに多くの資源が埋まっているかを。
高い空、鷹が跳んでいる;
まるで守っているかのよう、果てしない美しい土地を;
しばらく草原にいて、しばらくするとまた森に飛んで行く。

概要

子供から大人まで歌えるいい歌である。歌いやすいメロディに加えて、歌詞がいい。分かりやすい上に、聞いているだけで情景が目に浮かぶような、広大で自然豊かな土地を上手に歌い上げている。具体的に事例をだして、その少しの事例からいろんな可能性を秘めた豊かさが見え隠れする。優れた歌詞である。

1953年に作られた子供向けの歌で、祖国の美しさを歌い上げている。元々は子供向けの組曲「夏天旅行之歌 」(夏の旅の歌)に所収されたもので、多くの少年児童に歌われた。1960年には第二回全国少年児童文芸品評会で一等を獲得、50年代から現在にいたるまで放送されている。

動画はどこかのテレビ番組から。小さな女の子とおじさんが交互に歌っている。世代の離れた親子でも歌える歌であることをアピールしている。現にこの二人は親子なのだ。男性の廖昌永(1968.10.25~)は四川省生まれ、上海音楽学院で修士号をとった声楽家として国際的に著名な人物。現在は上海音楽学院副院長、中国音楽家協会副主席などを務めている。妻の美人女優、王嘉との間に生まれた子供が、ここで歌っている女の子、廖敏冲が生まれた。父の歌を聞いて1歳の頃から歌っていたとか、4歳にしてその歌声に注目した上海の会社から200万元(当時だと3200万円ぐらいか)以上の部屋を贈られたとか、色々とおかしい逸話のある子である。

草原上升起不落的太阳 | 草原の上に沈まぬ太陽が上がる

草原上升起不落的太阳

作詞 美丽其格、作曲 美丽其格

蓝蓝的天上白云飘,
白云下面马儿跑,
挥动鞭儿响四方,
百鸟齐飞翔。
要是有人来问我,
这是什么地方?
我就骄傲地告诉他,
这是我的家乡。
这里的人们爱和平,
也热爱家乡,
歌唱自己的新生活,
歌唱共产党。
毛主席和共产党,
抚育我们成长,
草原上升起了不落的太阳。

草原の上に沈まぬ太陽が上がる

作詞 美麗其格、作曲 美麗其格

青空の上、白雲漂い、
白雲の下では馬が駆け、
鞭を振る音は四方に響き、
鳥達は一斉に飛び立つ。
もしある人が
「これはどこか?」
と私に問わば、
私は誇らしく彼に教える、
これは私の故郷であると。
ここの人たちは平和を愛し、
また故郷を愛し、
自らの新生活を歌い上げ、
共産党を歌い上げる。
毛主席と共産党は、
我らを育てて成長させ、
草原の上に沈まぬ太陽が上がる。

概要

草原で朗々と歌い上げているかのような歌声に、目をつぶって聞いているとここが日本であることを忘れてしまう。そう、ここは我らの故郷、新生活の希望にあふれる我が故郷、共産党が育ててくれる素晴らしい故郷。美しさを眼前に再現させる歌詞と曲が、この歌をして有名にさせた原動力であることは間違いないだろう。

モンゴル族の作曲家、美麗其格(メイリチカ、1928~2014.01.16)の作詞作曲によるもの。1951年の夏、部屋で座って作曲をしていた美麗其格は目を閉じて馬頭琴片手に曲を考えていた。その時、一種の霊感(インスピレーション)が働き、草原を駆け抜ける馬の美しい景色が思い出された。そのイメージから着想を得て、一気呵成に書き上げたのが本歌である。

1952年に中央音楽学院の学生作品演奏会で初めて上演された。地域色と民族性豊かな曲調が高く評価され、中央音楽学院、上海音楽学院、山東音楽学院など多くの学校で声楽の教材として使われた。内モンゴル自治区では自治区成立30周年や共産党創設80周年などの大きなイベントで演奏される歌となっている。

動画はミュージックビデオから。広大な草原で歌うモンゴル族と思しき女性。赤いヴェールをまとって、共産党への賛美を表現することも忘れない。なお、「太陽が上る」は吉祥の暗喩。これから素晴らしい未来が待っていることを示して、共産党をたたえている。

远方的客人请你留下来 | 遠方の客人、どうぞごゆっくり

远方的客人请你留下来

作詞 范禹、作曲 麦丁

路旁的花儿正在开哟
树上果儿等人摘 等人摘
树上果儿等人摘 等人摘
那个塞洛塞 那个唉洛唉
远方的客人请你留下来
远方的客人那请你留下来
唉洛唉洛唉洛唉
塞洛塞洛类里塞 洛里唉洛类
远方的客人请你留下来
远方的客人那请你留下来
唉洛唉洛唉洛唉

丰润的谷穗迎风荡漾
期待人们割下来割下来呀
那个塞洛塞那个唉洛唉
远方的客人请你留下来
远方的客人那请你留下来
唉洛唉洛唉洛唉
塞洛塞洛类里塞洛里唉洛类
远方的客人请你留下来
远方的客人那请你留下来
唉洛唉洛唉洛唉

姑娘们赶着白色的羊群
踏着晚霞她们就要回来要回来
那个塞洛塞那个唉洛唉
远方的客人请你留下来
塞洛塞洛类里塞洛里唉洛类里唉
远方的客人请你留下来
远方的客人那请你留下来
唉洛唉洛唉洛唉

歌唱丰收的时光
歌唱繁荣的祖国
我们要为幸福尽情的歌唱
远方的客人那请你留下来
塞洛塞洛类里塞洛里唉洛类里唉
远方的客人请你留下来
远方的客人那请你留下来
唉洛唉洛唉洛唉
唉洛唉洛唉洛唉
塞洛塞洛类里塞洛里唉洛类里唉
远方的客人请你留下来
远方的客人那请你留下来
唉洛唉洛唉洛唉
歌唱丰收的时光
歌唱繁荣的祖国
我们要为幸福尽情的歌唱

遠方の客人よ、どうぞごゆっくり

作詞 範禹、作曲 麦丁

道端の花が今まさに咲いているよ
木の実は人が摘むのを待っている、人が摘むのを待っている
木の実は人が摘むのを待っている、人が摘むのを待っている
ああサイルオサイ ああアイルオアイ
遠方の客人、どうぞごゆっくり
遠方の客人よ、どうぞごゆっくり
アイルオアイルオアイルオアイ
サイルオサイルオレイリサイ ルオリアイルオレイ
ああサイルオサイ ああアイルオアイ
遠方の客人よ、どうぞごゆっくり
アイルオアイルオアイルオアイ

豊かな粟の穂が風を受けてたゆたい
人が刈るのを待っている、人が刈るのをよ
ああサイルオサイ ああアイルオアイ
遠方の客人、どうぞごゆっくり
遠方の客人よ、どうぞごゆっくり
アイルオアイルオアイルオアイ
サイルオサイルオレイリサイ ルオリアイルオレイ
ああサイルオサイ ああアイルオアイ
遠方の客人よ、どうぞごゆっくり
アイルオアイルオアイルオアイ

娘たちが白い羊の群れを追う
夕靄を踏みながら彼女たちは帰る帰る
ああサイルオサイ ああアイルオアイ
遠方の客人、どうぞごゆっくり
遠方の客人よ、どうぞごゆっくり
アイルオアイルオアイルオアイ
サイルオサイルオレイリサイ ルオリアイルオレイ
ああサイルオサイ ああアイルオアイ
遠方の客人よ、どうぞごゆっくり
アイルオアイルオアイルオアイ

収穫の時を歌い上げる
繁栄する祖国を歌い上げる
私達は幸せを心ゆくまで歌い上げる
遠方の客人よ、どうぞごゆっくり
アイルオアイルオアイルオアイ
サイルオサイルオレイリサイ ルオリアイルオレイ
遠方の客人、どうぞごゆっくり
遠方の客人よ、どうぞごゆっくり
アイルオアイルオアイルオアイ
アイルオアイルオアイルオアイ
サイルオサイルオレイリサイ ルオリアイルオレイ
遠方の客人、どうぞごゆっくり
遠方の客人よ、どうぞごゆっくり
アイルオアイルオアイルオアイ
繁栄する祖国を歌い上げる
私達は幸せのため心ゆくまで歌い上げる

概要

聞いていて気持ちの良くなる歌である。目をつぶって聞くと本当に心尽くしの歓迎を受けているのだと思えてしまう。YouTubeって素晴らしい。どこまでも響いていきそうな伸びのある高音も中国っぽさを遺憾なく発揮している。何度聞いても飽きない名曲だ。

1953年、有名な作家の範禹が一つの詩を書いた。

「远方的客人请你留下来」

路旁的花朵正在盛开,
树上的果实等人去摘。
远方的客人请你留下来,
老圭山在万山丛中欢迎你来。
丰润的谷穗迎风荡漾,
期待人们收割的时光。
远方的客人请你留下来,
这是我们互助劳动的希望。
姑娘们追赶着白色的羊群,
踏着晚霞放牧归来,
远方的客人今晚请你住下吧,
为了祖国的明天共同欢唱。

道端の花が今まさに咲き、
木の実は人が摘むのを待っている。
遠方の客人、どうぞごゆっくり、
老圭山は山々の中であなたを歓迎する。
豊かな粟の穂が風を受けてたゆたい、
人が刈るのを待っている。
遠方の客人、どうぞごゆっくり、
これが私達、助け合いの希望。
娘たちが白い羊の群れを追い、
夕靄を踏みながら帰り、
遠方の客人、今晩は泊まってください、
祖国の明日のためにともに歓び歌いましょう

この素朴で心温まる詩に霊感(インスピレーション)を受けた麦丁が彝族(イ族)の支系の一つである撒尼(サニ)で歌われている曲調を主旋律として取り入れ、その他彝族の様々な歌の要素を取り入れて作曲したのが本歌た。

動画はテレビ番組と思しきものから。民族衣装を身にまとったお姉さんが手を差し出して歌っている。つい画面の中に行きたくなってしまう。2014年11月10日のAPECでの歓迎晩餐会で2000名に及ぶ中国の56の民族からなる大学生歓迎団が、各々の民族衣装を身にまとって歌ったのが本歌である、国際舞台でも使われる、由緒正しい歌である。

革命人永远是年轻 | 革命の人は永遠に若い

革命人永远是年轻

作詞 李劫夫、作曲 李劫夫

革命人永远是年轻,
他好比大松树冬夏常青,
他不怕风吹雨打,
他不怕天寒地冻,
他不摇也不动,
永远挺立在山巅。
革命人永远是年轻
他好比大松树冬夏常青,
他不怕风吹雨打,
他不怕天寒地冻
他不摇也不动,
永远挺立在山巅。
他不摇也不动,
永远挺立在山巅。
在山巅。

革命の人は永遠に若い

作詞 李劫夫、作曲 李劫夫

革命の人は永遠に若い、
彼は松の大樹のように夏も冬も常に青く、
彼は風雨を恐れず
彼は凍る寒さも恐れず
彼は揺るがずまた動かず、
ずっと山の上に立っている。
革命の人は永遠に若い、
彼は松の大樹のように夏も冬も常に青く、
彼は風雨を恐れず
彼は凍る寒さも恐れず
彼は揺るがずまた動かず、
ずっと山の上に立っている。
山の上に

概要

のんびりした曲調が古い歌を思わせる。老若男女、誰にでも歌える優しいメロディだ。歌詞もまた繰り返しが多い上に簡単な単語を使っている。歌いやすく、優しく響く歌だ。歌詞におどろおどろしいところはあまりなく、寒いところでも苦労しながら勤勉に働く人の姿を称揚している。

この歌の誕生は1948年まで遡れる。本歌を作った李劫夫が同年、ハルビンにやってきた。そこで東北抗日聯軍の活躍を記録しようと思い立ち、あちこち調べて回った。その中で出会ったのが老李头(老李頭)こと李升である。抗日戦争で活躍し、関東軍の憲兵に逮捕され、満州国の軍事法廷で10年の刑を言い渡されたものの、1945年の終戦とともに出獄し、1951年の国慶節には東北抗日聯軍の代表として選ばれ、毛沢東に謁見した。彼の話を元に李劫夫が本歌を作った。1950年12月、ハルビンの東北魯迅文学院で上演された歌劇「星星之火」(星たちの火)の劇中歌として初めて歌われた。

動画はテレビ番組から。とても長い動画である。これほど長い番組の最初の方で歌われているので、それなりに有名な歌なのだろう。会場の人も手を叩いてのっている。しかしそれ以外にはあまりいい動画が見当たらない。最近ではあまり歌われなくなっているのかもしれない。

红梅赞 | 紅梅を賛える

红梅赞

作詞 阎肃、作曲 羊鸣,姜春阳,金砂

红岩上红梅开
千里冰霜脚下踩
三九严寒何所惧
一片丹心向阳开向阳开
红梅花儿开
朵朵放光彩
昂首怒放花万朵
香飘云天外
唤醒百花 齐开放
高歌欢庆新春来 新春来 新春来

红岩上红梅开
千里冰霜脚下踩
三九严寒何所惧
一片丹心向阳开向阳开
红梅花儿开
朵朵放光彩
昂首怒放花万朵
香飘云天外
唤醒百花 齐开放
高歌欢庆新春来 新春来 新春来

红梅花儿开
朵朵放光彩
昂首怒放花万朵
香飘云天外
唤醒百花 齐开放
高歌欢庆新春来 新春来 新春来

紅梅を賛える

作詞 閻肅、作曲 羊鳴、姜春陽、金砂

赤い岩の上に紅梅咲く
千里の霧氷を足で踏み
三九の厳冬も恐れず
一片の赤心が日に向いて咲く日に向いて咲く
紅梅の花が咲く
花々は光を放ち
勢い良く数万の花は咲く
香りは漂い雲は遥か遠く
花々を呼び覚まし みな咲かせる
高らかに歌え新春の来るを祝って 新春の来るを 新春の来るを

赤い岩の上に紅梅咲く
千里の霧氷を足で踏み
三九の厳冬も恐れず
一片の赤心が日に向いて咲く日に向いて咲く
紅梅の花が咲く
花々は光を放ち
勢い良く数万の花は咲く
香りは漂い雲は遥か遠く
花々を呼び覚まし みな咲かせる
高らかに歌え新春の来るを祝って 新春の来るを 新春の来るを

紅梅の花が咲く
花々は光を放ち
勢い良く数万の花は咲く
香りは漂い雲は遥か遠く
花々を呼び覚まし みな咲かせる
高らかに歌え新春の来るを祝って 新春の来るを 新春の来るを

概要

ゆっくりと、そしてまさに歌詞にある通り高らかに歌い上げている。中国北部の厳冬期が過ぎ、春が来て紅梅が咲いた、その歓びを込めた歌だ。歓びの表現方法が日本とは違って新鮮である。どこまでも続く霧氷、どこまでも続く数万の花、どこまでも通る歌声。

歌劇「江姐」(江竹筠のこと)のテーマソングとして発表された本歌は革命歌っぽくない歌詞と曲調で親しみやすい。刘亚楼(劉亜楼)司令員がモスクワでみたカルメンには全て主題歌があった。阎肃(閻肅)に「江姐には主題歌を作らないのか?」と聞いた。「これなぞどうですか」とポケットから出したのがこの歌詞だった。これが本歌の誕生だ。特務警察に殺されながらも、最後まで社会主義の幸せな暮らしを建設するために我を忘れて奮闘した。共産党人の模範と言われる江姐の感情をよく表した歌とされる。

歌詞にある「昂首怒放」は花々が旺盛に咲く様子を形容する語。「三九严寒」(三九の厳冬)は、冬至から数えて9日を3回(27日)経た時に一番の厳冬期が来るという中国の暦による表現。日本だと大寒がその時期に近い。

動画は撮影の様子も含めたミュージックビデオから。若き日の彭麗媛が歌っている。江山(山河)のときと比べても若いし、谁不说俺家乡好(みな我が故郷がよいという)と同じぐらいの撮影か。画質の関係で紅梅がすっかり紅葉に見えるのはご愛嬌。
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