歌え中国革命歌

唱口常開!

革命曲

拉骆驼 | ラクダを引いて

拉骆驼

作詞 - 作曲 曾寻

ラクダを引いて

作詞 - 作曲 曾尋

概要

革命歌ではないし、革命曲というか、むしろと民族の曲である。モンゴルの遠い空と草原を眺めつつラクダと歩いて行く、そんな様子が目に浮かぶ。

1956年に作られた曲である。旋律は広々として美しく、また覚えやすい。音楽としてはかつてあったものだが、演奏技法に新しいものを取り入れている。優秀な二胡の作品として名高い。この曲は発表されると瞬く間に全国に広まった。モンゴル族の民謡と民間の音楽をもとに、広くて美しい草原の景色を描いた曲だ。全部で4つの部分からなっている。第一段は牧人が静かな草原の上を楽しげに歌いながら行く様子を描いている。第二段は遅いリズムで広く、絵のように美しい草原の景色を描く。第三段はリズミカルな早い演奏で民謡の「モンゴル調」の奏で方をして、人々が手足を使って踊り楽しい気持ちを表現し、最後にクライマックスへと駆け上がる。第四段は第一段の再現で、ラクダを引いたキャラバンが遠くに行く様子を描く。

動画はおそらくテレビ番組から。二胡にこんな奥行きのある音が出せるのか、と驚く。弾いている宋飛は国家一級演員で天津の人。モンゴルとは関係なさそうである。

光明行 | 光が行く

光明行

作詞 -、作曲 刘天华

光が行く

作詞 -、作曲 劉天華

概要

浮ついた気分にさせる曲だ。テンポがいいシーンから始まり、緩急をつけて少しゆっくりになったかと思うと、またテンポがよくなっていく。マーチやハイキングに流す歌としては大変適している。

五四運動という抗日、反帝国主義を掲げた運動が高まりを見せた時期に作られた歌だ。行進曲ともみなされる。惚れた腫れたを歌うような、やわな音楽が流行っていた時期に「本当の音楽」を見せてやる、と意気込んだ刘天华(劉天華)が作ったのが本歌だ。行の文字は古楽府という古い漢詩の形式の名称からとったか、または行進曲からとった、という二つの解釈で分かれている。

動画は二胡の練習動画から。模範演奏と書いてある。だけどこのお姉さんの演奏がうまいからか、BGMから聞こえる他の音楽との組み合わせによる重厚感からか、試聴回数はかなり多い。

军威进行曲 | 軍威行進曲

军威进行曲

作曲 魏群

軍威行進曲

作曲 魏群

概要

そのタイトルからも分かるとおり、軍の威厳をたたえる曲調だ。

こうした曲目の例にもれず、調べても情報がほとんど出てこない。
作曲者と、後は歌手によって歌われているバージョンもある程度。
95年にはCD「軍威」に収録されていることから、遅くとも90年代前半
には作られていたことが分かる。

作曲者の魏群は国家一級作曲家。このほかにも歓迎行進曲など
有名な曲を作っている。

MVにはいかにも東側っぽいヘリコプターも出てきて、味わい深い。 

炮兵进行曲 | 砲兵行進曲

炮兵进行曲

作曲 李伟

砲兵行進曲

作曲 李偉

概要

中華人民共和国建国前からある曲。少し古めの行進曲の感じが出ている。
中国共産党中央軍事委員会の指示によって作られた延安砲兵学校の曲だ。

1944年11月に学校の建設が中央軍事委員会より命じられ、翌年3月に開校した。
当時の延安は物資が足りなくて大変だったらしいので、急ごしらえの学校が
どんなものだったかは推して知るべし。

延安軍事学院の教育長だった郭化若(後に延安砲兵学校校長)が同学院の
砲兵科首席教員だった鄧新潮に校歌の作成を命じた。鄧は訓練部長の張志毅の
推薦を受け、李偉が作曲を担当した。開講式で朱徳総司令が述べた
「模範的な戦士は砲兵学校に来なさい」
という訓示に深く感動し、すぐに作ったのがこの曲。学校も曲も急ごしらえだった。

战车进行曲 | 戦車行進曲

战车进行曲

作曲 李伟、編曲 魏群

戦車行進曲

作曲 李偉、編曲 魏群

概要

中国の軍曲にありがちな、来歴がわからない曲。何処かからの借用か。
だけど勇壮さがあって、適度に短くて聴きやすい。

前の世代の戦車の戦闘シーンが繰り広げられて、見ていて飽きないMVだ。 国土が広いだけあって、演習の規模も大きい。
記事検索
Amazonライブリンク
Google AdSense
RSS
  • ライブドアブログ